第17回文化庁メディア芸術祭:受賞者プレゼンテーション、シンポジウム
- 開催年:2014
「第17回文化庁メディア芸術祭」では、2月11日(火・祝)にシンポジウム、受賞者プレゼンテーションを開催いたします。受賞者プレゼンテーションでは文化庁メディア芸術祭の受賞作品について作家自らがプレゼンテーションを行います。審査委員やゲストの講評を交え、作品の魅力をご紹介。
シンポジウムでは、功労賞受賞者の活動から、現在のメディア芸術に続く表現の変遷を辿るものや、メディア芸術における同時代の文化形成をテーマに、特別ゲストを交えたシンポジウムを開催します。
※事前のお申込みが必要となります。
受賞者プレゼンテーション:アニメーション部門
「短編アニメーションにみる表現の多様性」
本イベントでは、アニメーション部門の新人賞に輝いた3作品について、作家自身がプレゼンテーションを行います。“アニメーション界の小さなチャップリン”と評される『ようこそぼくです選』、卓越したテクニックと独創的な世界観で“皮膚感覚と空間を浮遊するアングル”を表現した『Airy Me』、さらに、自然の中で厳然と生きる生命を描く『WHILE THECROW WEEPS ―カラスの涙―』。三者三様のテーマと技法によって私たちを魅了する注目の作品を通し、短編アニメーションにある表現の多様性に迫ります。
日 時 2月11日(火)13:00〜15:00
会 場 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
出 演 姫田真武(新人賞『ようこそぼくです選』)、久野遥子(新人賞『Airy Me』)、鋤柄真希子/松村康平(新人賞『WHILE THECROW WEEPS ―カラスの涙―』)、大井 文雄(審査委員/アニメーション作家)
モデレーター 和田敏克(審査委員/アニメーション作家)
受賞者プレゼンテーション:エンターテインメント部門
「いま、ウェブでできること:ゼゼヒヒ~インターネット以降のジャーナリズム」
国民投票プラットフォームを用いて「ウェブでジャーナリズムを動かす」方法を探求してきた作家とソーシャルメディアの未来について語り合います。
日 時 2月11日(火・祝)16:00〜18:00
会 場 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
出 演 津田大介(新人賞『ゼゼヒヒ』/ジャーナリスト、メディア・アクティビスト)、立薗理彦(エンジニア、UI/UXデザイナー)、前田豊(氏デザイン株式会社代表)
モデレーター 宇川直宏(審査委員/現在美術家/京都造形芸術大学教授/DOMMUNE主宰)
シンポジウム:「覚醒をうながすメディアアート」
今年度のアート部門には世界79ヵ国/地域から2,482作品もの応募があり、現代アートのほとんどの領域をカバーすると言えるほど、多種多様な作品が集いました。なかでも、受賞作品には、現代のグローバルな社会的・政治的現実に直結する作品や、メディアアートとしての自己言及性をはらむ作品、ビッグデータやクラウドソーシングをテーマや手法として取り上げた作品が多く見られました。本イベントでは、審査と選考を担当した委員が集い、アーティスト、評論家、キュレーターといった様々な立場から、今年度のアート部門の受賞作品、審査委員推薦作品、そして応募作品の傾向を読み解きます。世界の新しい切断面や、現実との微妙なズレに焦点を当てるメディアアートの現在系が見えてきます。
日 時 2月11日(火・祝)18:30~20:30
会 場 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
出 演 岡部 あおみ(アート部門審査委員/美術評論家)、鷲田めるろ(アート部門選考委員/金沢21世紀美術館キュレーター)ほか
モデレーター 植松由佳(審査委員/国立国際美術館主任研究員)