ヨーロッパにおけるヒューマンセンタードデザインとデザインリサーチ
- 開催年:2007
このセミナーでは、人間の知覚、感情、状況に関する理論的背景を解説し、これらの特性を学ぶテクニックを学習します。
概要
今日、世の中にある様々な商品は技術的側面から開発されて来たといえるでしょう。そのため、技術的には優れたものであっても、必ずしもユーザーのニーズを満足させるものではなかったかもしれません。
「人間中心デザイン」では、ユーザーの特性が商品デザインの中心となります。デルフト工科大学のアプローチとしては、デザイン工学、ユーザー、ビジネス、技術などが一体となり、すべてが同等に位置するものと考えます。さらに、ユーザーエクスペリエンス(人間の感情、知覚や認識スキル、ユーザーの状況把握など)が商品の機能、美的側面、使用方法を定義する出発点となっています。このようなテクニックの一つとして、「Contextmapping」があります。
このセミナーでは、人間の知覚、感情、状況に関する理論的背景を解説し、これらの特性を学ぶテクニックを学習します。また、これらの知識を「実際に商品をデザインする際にどのように活かすか」について、デルフト工科大学の産学協同研究をサンプルケースにして学習します。
また、ショートデザインエクササイズ、もしくは小グループによるディスカッション(講師からの即時フィードバックあり)形式のワークショップを予定しております。皆様が事前に質問やテーマ質問を持ちよると、より大きなディスカッションになるでしょう。
皆様と楽しいディスカッションができることを心より楽しみにしております。
是非ともご参加ください。
日程/時間
2007年6月11日・12日 / 開始:10:00 終了:18:00
6月11日
午前:EUやオランダのデザインエンジニアリングに対するデルフト工科大学のアプローチの紹介
午後:企業戦略におけるヒューマンセンタードデザイン理論
6月12日
午前:デザインリサーチワークショップ
午後:オランダと日本のアプローチを織り交ぜたデザインリサーチのディスカッション
場所
ミッドタウン・タワー5F インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
定員
40名
講師
C.J.P.M. de Bont教授
デルフト工科大学 インダストリアルデザインエンジニアリング 学部長
P.J. Stappers教授
デルフト工科大学 ID-StudioLab ディレクター
Dr. Piet Westendorp
通訳
同時通訳