Tokyo Midtown Design Hub
『可能性から始める組織開発』 出版記念連続トークイベント

①脳科学から考えるデザイン経営(5/25開催) ②デザイナーはどう組織を変えるのか(6/15開催)

『可能性から始める組織開発』 出版記念連続トークイベント



「リエゾンセンター・ライブラリー」は、東京ミッドタウン・デザインハブ内に月10日ほど不定期でオープンするデザインライブラリー。「リエゾンセンター・ライブラリーのブックイベント」は、ライブラリーに届いたデザイン関連の新刊本の著者の方などをゲストにお迎えし、書籍やそのテーマを深掘りするトークイベントを開催しています。

『可能性から始める組織開発』出版記念トークイベント

本トークイベントは、書籍『可能性から始める組織開発―デザイン態度とポジティブアプローチの経営学的研究』(ひつじ書房、2026年)の出版を記念し、デザインと組織変革の関係を、理論と実践の両面から捉え直すことを目的として開催します。
近年、企業においてデザインの役割は、戦略や組織、文化へと拡張しています。
同時に、組織開発の領域では、問題解決ではなく可能性に着目するポジティブアプローチが注目されています。しかし、これらがどのように接続され、実際の組織において変化を生み出すのかについては、依然として十分に明らかにされていません。

本トークイベントでは、

・創造性はいかにして生まれるのか
・デザイナーはいかに組織に関与し変化を生み出すのか

という2つの視点から、デザインを「可能性を起点に関係性を動かす実践」として再定義します。
理論と実践の往還を通じて、デザインを組織やビジネスの現場で活用するための新たな視座を紐解いていきます。


■第1回:5月25日(月) 19:00-20:30
脳科学から考えるデザイン経営

近年、組織において「デザイン経営」や「イノベーション」の重要性が高まる一方で、
「なぜアイデアが生まれるのか」「創造性はどのように生まれるのか」は、いまだ十分に解明されていません。
近年の研究では、創造性は単なる思考ではなく、身体状態や感情、神経活動のダイナミクスと深く関係することが示唆されています。
本イベントでは、デザインと脳科学の視点から、創造性の正体を「思考」ではなく「身体に埋め込まれた状態」という観点から捉え直し、デザインと脳科学の両面から迫ります。創造性を「センスや才能」ではなく「状態やプロセス」として捉えることで、デザインを一部の専門家のものではなく、組織やビジネスの現場で活用できる実践的なものとして紐解いていきます。

日時:2026年5月25日(月) 19:00-20:30
会場:
東京ミッドタウン・デザインハブ内インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
定員:60名      参加無料  会場で書籍のご購入が可能です。
登壇者:
磯邉美香(書籍著者・立命館大学デザイン・アート学部助教)
枝川義邦(立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科 教授)

■第2回:6月15日(月) 19:00-20:30
デザイナーはどう組織を変えるのか:ポジティブアプローチとデザイン態度の現場

近年、組織におけるデザインの役割は、プロダクトやUIの設計にとどまらず、組織や戦略へと拡張しています。しかし、実際の現場においてデザイナーがどのように組織に関与し、変化を生み出しているのかは十分に共有されていません。
本イベントでは、サイバーエージェント、および、ゆめみでデザイン組織を牽引し、現在はスパイスファクトリー株式会社で執行役員最高デザイン責任者(CDO)として活躍中の実践者を迎え「デザイナーは何を考え、見て、どう動き、何を生み出しているのか」を具体的に紐解いていきます。

日時:2026年6月15日(月) 19:00-20:30
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ内インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
定員:60名      参加無料  会場で書籍のご購入が可能です。
登壇者:
磯邉美香(書籍著者・立命館大学デザイン・アート学部助教)
佐藤洋介(株式会社サイバーエージェント 執行役員 クリエイティブ担当)
本村章(スパイスファクトリー株式会社 執行役員 CDO)


お申込み:https://peatix.com/event/4980059/view 
どちらかの回のみでもお申込み可能です。


■登壇者プロフィール

★5/25・6/15登壇


磯邉 美香(書籍著者)
立命館大学デザイン・アート学部助教
株式会社M-Ink.代表取締役社長
多摩美術大学・大学院美術研究科デザイン専攻修了(MFA)、早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA)、立命館大学大学院経営学研究科修了・博士(経営学)。
Design Management Institute(dmi)にてアワード受賞や国際誌 dmi:review 掲載実績を有する。主要論文として「インハウスデザイナーによる組織変革のプロセス ―リクルートにおける対話型組織開発によるデザイン組織の再構築」(デザイン科学, 2025)等。共著書に「デザイン学の再構築へ: RDA叢書」(株式会社コンセント, 2025)等。


★5/25登壇


枝川 義邦
立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科 教授
立命館大学デザイン科学研究所 教授
早稲田大学 総合研究機構 招聘研究員
東京都生まれ。東京大学にて薬学の博士号、早稲田大学にてMBAを取得。早稲田大学理工学術院教授を経て現職。
脳の仕組みや働きと人間の思考や行動、社会との関わりについての研究を進める。研究のスコープは人を中心とした経営システムについて、脳神経科学に基づいた消費者行動、人材育成、組織開発、創造的な活動やイノベーション創発など。
一般向けの書籍には『デキる社員が辞めない会社』(プレジデント社・共著)、『世界一のアントレプレナーシップ育成プログラム』(翔泳社・共訳)、『「脳が若い人」と「脳が老ける人」の習慣』(明日香出版社)など。2015年度早稲田大学ティーチングアワード総長賞、2017年度ユーキャン新語・流行語大賞を「睡眠負債」で受賞。


★6/15登壇

佐藤 洋介
株式会社サイバーエージェント
執行役員 クリエイティブ担当/CyberAgent Creative Center  CCO統括室 室長
大手印刷会社のWeb制作部門に新卒入社後、2012年にサイバーエージェントへ中途入社。スマートフォン向けサービス立ち上げの最盛期から、社内クリエイティブ組織の体制構築に携わり、事業の競争力となるクオリティを内製で生み出す基盤を築く。
2016年に執行役員に就任し、同社初のクリエイティブ領域の執行役員として『ABEMA』『AWA』など主にメディア事業のクリエイティブを統括。2021年にはCyberAgent Creative Center(CCC)を立ち上げ、クリエイターのマネジメント・ガバナンスの基盤づくりを通じて、全社のクリエイティブ人材育成と組織力向上に取り組んでいる。



本村 章
スパイスファクトリー株式会社
執行役員 CDO(最高デザイン責任者)
アメリカでコミュニケーションデザインを専攻し、サンフランシスコの Dubberly Design Office にて IoT、医療ソフトウェア、ブランドガイドラインなどの国際案件に従事。帰国後は、株式会社ゆめみに入社。デザイン組織をゼロから立ち上げ、50名規模の組織へと成長させると共に、デザイン事業責任者として事業成長を牽引。金融、製薬、医療、通信、流通、モビリティ、自動車、行政など多業界にわたり UX リサーチ、サービスデザイン、組織導入支援を推進。デザインマネジメントや人間中心設計における国内外のカンファレンス登壇や学術論文執筆も行う。
2026年1月よりスパイスファクトリー株式会社に執行役員CDOとして就任、株式会社フライング・ペンギンズにてStrategy & Insights Leadに着任。

 

<書籍紹介> 

『可能性から始める組織開発 デザイン態度とポジティブアプローチの経営学的研究』
磯邉美香 著
出版 ひつじ書房 

A5判上製カバー装 248頁
装丁 大崎善治

ISBN978-4-8234-1340-7
2026年2月刊行
定価5600円+税

本書は、デザイン態度とポジティブアプローチを軸に、組織開発における実践的知見を探求した研究成果をまとめたものである。
株式会社ゆめみやサイバーエージェントの事例を通じて、デザインが組織文化や意思決定に与える影響を分析し、デザイン経営の実践的側面を明らかにする。デザインと組織開発を統合的に捉えるアプローチを提案し、企業における変革プロセスを具体的に示す。実務者にも研究者にも有意義な内容を提供している。

【目次】
まえがき:経営学におけるデザイン概念
序章 デザインと組織開発に関する背景と課題
第1章 デザインの組織開発論における理論的検討
第2章 デザインと対話型組織開発の理論的検討
第3章 デザイン態度の理論的検討
第4章 デザイン文化とコミュニケーションの理論的検討
第5章 本研究の課題整理とフレームワークの構築
第6章 株式会社ゆめみ事例研究
第7章 株式会社サイバーエージェント事例研究
第8章 本研究の成果
終章 本研究の結論と課題
1. 本研究の結論と貢献
2. 今後の課題
参考文献
付録
エピローグ
索引