
25/07/24 REPORT : 「もやもや相談会」
第10回「JDPイナバデザインスクールトーキョー」を開講しました(墨田区・SUMIDA INNOVATION CORE)
- 更新日:2025.08.26
- タグ:JDPイナバデザインスクールトーキョー
今回は、東京では初めての実施となる「もやもや相談会」。
皆さんが日々 ” もやもや” としていることを持ち込んでもらい、オープンな形で稲波校長や他の参加者の方と一緒に考える会です。SUMIDA INNOVATION CORE での開催も4回目となり、前回から連続の方も含めて 7 名の方にご参加いただきました。
【相談会】
一人ずつ相談内容を話してもらい、校長に壁打ちしてもらったり、他の参加者の方から質問を受けたりしながら、対話を進めていきました。
相談の内容は、イベントを集客するためのデザインやワークショップの打ち出し方についてといった具体的なものから、ブランディングの考え方に不慣れな人が多い職場環境で、どのようにそれを話題にあげ、具体的なアクションに繋げていくかなど、さまざま。
何度かデザスクに参加している方からの、「プロジェクトにデザイナーを伴走させる価値を自分は体感的に分かっているが、他の人にどう説明したらいいのか悩んでいる」という相談に対しては、色々な価値観を持ち込んでくれて、今その会社や事業に何が足りないかを言語化できるのがデザイナーの役割で、デザイナーでなくても、そういう役割を果たしてくれる人が会社の中に入っていくだけでもイノベーションは起こるという、校長や参加者の経験を通してのコメントがありました。
また、「会社のトップがデザインの重要性を理解していても、中間層がなかなか理解してくれない」というお悩みに対しては、校長も世代が変わることで価値観が変わるという狭間を感じていて、自分の代で結果がでなくても、次に続く人たちに繋ぐために価値観を揃えていくことがとても大事だと、アドバイスがありました。
各参加者15 分という限られた持ち時間での相談会でしたが、これまでのワークではなかなか見えてこなかった、皆さんの具体的で切実な悩みや、活動に対する思いが感じられたのが印象的でした。
また、具体的な活動について対話を重ねたことで、これまでのスクールで度々出てきていた、” ブランディング”、” 世界観”、” デザイン思考” といった言葉への理解がより深まったと思います。
今回のもやもや相談会を受けて、皆さんの活動がどのように変化していくのか楽しみです。
【感想】
・ブランディングの中で変化することを恐れない。これを大切に生きていこうと思います。
・「どのへんにモヤモヤしてるのかをさぐる」という他の参加者さんの言葉に、自分が気付かずやり過ごしているうちに分からなくなっていることが多いなと感じました。
・他のみなさんのエピソードがお互いの知見になっている感覚があり、とても貴重な場でした。
・自分の想いと社会からの見え方の 2 つを結び、ニーズがある人たちにも届けるためのプロセスを理解できました。
2025年9月の「JDPイナバデザインスクールトーキョー」は9/4と25に開講します。
詳細ははこちらから!
https://www.designhub.jp/events/2509inabadesignschool
