リエゾンセンター・ライブラリー「デザイン新刊本」紹介【2026年10月-12月】
- 更新日:2026.10.08
- タグ:ライブラリー
リエゾンセンター・ライブラリーは、東京ミッドタウン・デザインハブ内にあるインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて、毎月10日ほど不定期で開室しています。
こちらでは、広義の「デザイン」に関する新刊書籍を約3ヶ月毎にピックアップし、各出版社さまのご協力のもとで、ご献本、またはお貸し出しいただいた本を展示する「デザイン新刊本紹介コーナー」を設けています。
展示用POPの右端にあるQRコードを読み取っていただければ、その場で本をご購入いただくことも可能です。
今回は、2026年7月から9月に出版された本の中から、16冊をご紹介します。

井上雅人 著(河出書房新社)
「デザインがわからない」ではもったいない──! 「デザイン史感覚」、それは現代人の基礎教養! 画期的通史! 私たちは誰かがつくったモノに囲まれている。そこには必ずデザインがある――。
幕末・明治維新、消費社会黎明期、第二次大戦前後、高度成長期、バブル崩壊…… 「デザイン」という言葉がほとんど使われなかった時代から、意味が広がりすぎてつかみどころがなくなってしまった時代まで、デザインを社会の中での運動と捉え、「モダニズム」「大衆化」「日本らしさ」の三つの視点から、日本近代の文化や生活の変化、社会の変質を描く。

東京計画2030 テクノロジーが人間性を更新する都市の設計論
日立東大ラボ 編著(インプレス)
本書は、東京大学と日立製作所による「日立東大ラボ」が、メガシティ東京を舞台に「Well-beingスマートシティ」を提言する研究報告書を書籍化したものです。従来のIT偏重から脱却し、「技術で住民がどれだけ幸せになれるか」にフォーカスしています。
東京の都市計画の歴史や、多角的なデータによる現状分析を踏まえ、「アーバンウェルビーイング」「イノベーションクラスター」「東京24区」「スローデジタル」の4戦略を提示。次世代のまちづくりを担う企業や自治体関係者必携の一冊です。

中島祥文 著(東急エージェンシー)
巨匠 中島祥文氏(アートディレクター/クリエイティブディレクター)の 60年というキャリアにおいて、また教鞭をとる中で幾度となく問われ、答えてきた、 若手デザイナーとのQ&A集大成。
技術や知識的なことはもちろん、若手ならではの純粋な悩みや疑問に直面した際にも 自分なりの道を切り開いていくための「思考の道しるべ」たる一冊。

ソーシャルライフをつくる 住まい空間のウェルビーイングと社会デザイン
佐倉統、中村陽一 監修/積水ハウス総合住宅研究所 編(ミネルヴァ書房)
ソーシャルライフとは、個人の幸せを起点に、人と人、人と社会のつながりを再構築し、互いに役立ち合うことで幸せを感じ、豊かな暮らしを実現する新たなライフスタイルをめざすものである。
本書では、理論的な枠組みやその背景を概観したうえで、多様な事例を紹介。空間と社会をめぐる複眼的なアプローチからソーシャルライフの実践的なありようを提示するとともに、場・対象・担い手などから社会実装を考える。

藤井輝夫 編(東京大学出版)
“See the World Through Design. Then Change It”――未来を創造する知としての「デザイン」の意義と可能性をめぐり、東京大学・藤井輝夫総長が、世界のリーダーと熱く交わした対談の集成。従来のデザインの概念を拡張し、深掘りし、その魅力を解き明かすとともに、東大が2027年に創設する新学部(UTokyo College of Design)のコンセプトを展望する。
[対談者:アリス・ローソーン/ティム・ブラウン/日比野克彦/東原敏昭/Sputniko!/オードリー・タン/マイルス・ペニントン]
【東京大学出版会創立75周年記念出版】

鴨居貞明 著/佐藤武志(渡邊洋治事務局) 協力(オーム社)
新宿区大久保に「軍艦マンション」と呼ばれる異形の複合ビルがある。その姿は不思議な魅力を湛え、建築界よりも一般からの人気が高い。このビルを設計したのは、「狂気の建築家」と呼ばれた渡邊洋治(1923~1983年)である。渡邊は学歴のない非エリートで、個人事務所にもかかわらず多くの設計競技(コンペ)でエリート建築家やスーパーゼネコンと争うなど、日本近現代建築史において異彩を放つ人物である。その出自や奇行、意匠デザインの奇抜さから建築界からは敬遠されがちで、半ば忘れられた存在であった。しかし令和になって、渡邊の残した作品が徐々に存在感を増している。
本書は、そんな渡邊の生涯を多くの関係者へのインタビューや調査から浮き彫りにし、彼の作品を現代に甦らせようと試みるものである。

谷川嘉浩、朱喜哲 編/川口あい、工藤郁子、中路隼輔、山本ぽてと、水野太貴、三宅香帆、渡辺祐真 著(光文社)
いま人文知の現場はどこにあるのか? 働きながら考える人のための人文知の現在地を、「実践者」たちが議論した記録。
「働く人にとって人文知とはどのようなものか」「人文知はそれぞれの仕事、暮らし、現場でどのような働きを持つのか」「人文知が誰も取りこぼさないようにするために何ができるか」――その手がかりになる視点や試みを示し、バラバラな現実を生きる私たちに共鳴する人文知の可能性を模索する。

服部浩之 著(秋田魁新報社)
70年以上にわたり50万点以上ともいわれる「生活文化財」を蒐集してきた油谷満夫。その人生と蒐集の軌跡に、キュレーター・服部浩之が現代美術の視点から迫る一冊。価値がまだ定まっていないものを未来へ残すことの意味を考える。

ジョアンナ・スターン 著/加藤輝美 訳(ハーパーコリンズ・ジャパン)
仕事、家事、健康、エンタメ、教育、恋愛――1年間、人工知能に生活を丸投げしたら何が起きた?
名物テック系ジャーナリストが体当たりで綴る話題のNYタイムズ・ベストセラー!

世界は〈モノ作り〉でできている 製造と物流で読み解く現代文明のしくみ
ティム・ミンシャル 著/田畑あや子 訳(作品社)
■身の回りの「モノ」は、どこからやってくる?■
コロナ禍とそれに続くホルムズ危機で、はっきり分かった世界の構造。
ケンブリッジ初のイノベーション教授が、より良い世界の作り方を案内!

別冊太陽編集部 編(平凡社)
人類の知の基盤を支えてきた印刷と文字。近代の活版印刷術の魅力と、タイポグラフィによって発展してきたデザインの歴史を探る。

稲葉なおと 文・写真(シンコーミュージック・エンタテイメント)
著名建築家の作品が旅の目的地ではない──。「日本一長い宿場町」「国宝と世界屈指の温泉」など、全国から厳選した42市町村の、時代を越えて愛される280棟を紹介!

熱狂しない経営 「北欧、暮らしの道具店」クラシコムが20年磨き続けた"らしさ"の正体
日経クロストレンド 編(日経BP)
「北欧、暮らしの道具店」を展開するクラシコムのビジネス・ブランディングを徹底解剖した初の書籍!
バズらせない。煽らない。依存させない。それでも、1100万を超える「接点」で、選ばれている。
"熱狂"をつくらない会社は、なぜ愛され続けるのか? 選ばれ続ける会社は、何をしないのか?
一貫性のあるブランドづくり、愛される企業づくりに悩む現代の経営者、マーケター、ビジネスパーソンの必読書です。

雪 朱里 著(水鈴社)
私たちの身のまわりにある本や雑誌、新聞。そこに並ぶひとつひとつの文字は、40年ぐらい前までは、おもに活版印刷で刷られていました。活版印刷とは、ハンコのような鉛の活字を組み合わせて、機械で印刷する方法です。ひとつひとつの文字は、1本1本の鉛活字を並べることで刷られていましたが、その鉛活字のおおもとの型を、かつて人が手で彫っていたことを知っていますか?――活字とおなじ大きさ、デザイン、鏡文字で。

平井剛直、廣橋沙紀 著(英治出版)
UI改善、リサーチを尽くしても、なぜ一度使われて終わるのか?
最前線の知見と20年以上の実践から見出した
一歩先の当たり前をつくるサービス設計の実践論。

未来構想で会社は動き出す 〝変えられる未来〟の解像度を上げるパナソニック流デザイン経営
パナソニックホールディングス株式会社デザイン経営実践プロジェクト 著(クロスメディア・パブリッシング)
パナソニックグループの中で、事業の本質的な競争力強化を目的に、デザインの思考を経営に取り込む「デザイン経営実践プロジェクト」を推進。未来起点のバックキャストで自分たちの事業の在り方を考えるための「未来構想プログラム」を構築し、グループ横断で各事業部・事業会社での実践を支援。
---------------------
2026年4-6月に出版された本は、こちらのページでご紹介しています!
ご献本いただいた書籍は、展示期間終了後も引き続きリエゾンセンター・ライブラリーにて開架しております。
リエゾンセンター・ライブラリーの詳細はwebサイトでご確認ください。Facebook、X(Twitter)、instagramも随時更新中。
蔵書検索はリブライズをご参照ください。


